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Web拍手、恥ずかしがりやなあなたに。

人として軸がぶれている。

ぱっきゅる~ん。やあ、ヤマグチジロウだよ。

実はね、ええ。新しいブログを立ち上げたんだ。
こちらを見てくれ
そう、もう既にいくつか記事が更新されているな?
分かるな? 今までいくつかここで書かれた長文だ。
つまり長文を書くためのブログを立ち上げたんだ。

じゃあここはどうするのかという話だよな? 僕もそう思ったさ。
でも最初はもう完全移行の予定だったんだ。
でも、これまでとこれからのお話を読んでちょっと思いとどまってね。
「やっぱりそれでも生かしておきたい!」と、そう強く思ったんだ。

だからここは残して、諸々の更新報告と近況報告用にしようと思うんだ。
つまりわかるな? ちょっと前とあんまり変わらないってことさ!

ハーッハッハッハ……

と、いうわけで早速諸々の更新報告に使いますね。
先に挙げたべっかんに、シウ漫画
あとニコニコ静画に上げたりいろいろとっ散らかってるんでね、自分でまとめる意味も込めてね。

さっそくですがシウ漫画の「ドライブカー」と、「マツリルカ」を更新しております。
「ドライブカー」は2年生中盤のお話ですね。マキちゃんの髪がめっちゃ伸びてます。
2年生といえば「レインオブザマリシャス」もしれっと2年生です。マキちゃんの髪がほんのり長いです。
ということは、オリオリがいるかもしくはマキちゃんの髪が長い時は「あっ2年生以降のお話かー」って思っていただいてね、結構ですよ。
「マツリルカ」ですが、もうお祭りです。大川さんがめちゃめちゃ久しぶりに登場ですね。「サマータイムブルース」以来ですか。約4年ぶりですか。
へぇ~シンゴと兄貴は割と出てるのに、へぇ~以外だったわ~。

という、こぼれ話も添えていったらさ、あれ? なんかいけそうじゃない? これからも。
って感じするよね。こんな感じでいこうと思いますね。

加えてクソ漫画のほうもいくつか更新してるんで見てやってくださいね。
こっちのほうは、まあ、クソですよ。

ほなねん。

# by biryou-sanso | 2015-11-17 12:03

流れとキングオブコントのお話。

やあ、ヤマグチジロウだよ。

いろいろと遅いような気がするけどね、なんだか書きたくなったのでね、キングオブコントの感想と個人的に思ったことを書こうと思うよ。

早いものでもう2週間前ですか。今回からガラッと審査方法も変わり、グッと競技性が増したように感じられた本大会。
そのせいもあってか、決勝進出のメンバーを見て予想していたものとは全く違った展開だった。

藤崎マーケット ジャングルポケット さらば青春の光 コロコロチキチキペッパーズ
うしろシティ バンビーノ ザ・ギース ロッチ アキナ 巨匠

この中で「しっかりとしたコントをしているから、この辺の何組かは固いだろうなあ」となんとな~く思い浮かべていたのがジャングルポケット、さらば青春の光、うしろシティ、ザ・ギース、ロッチ、アキナだった。
しかし、蓋を開けてみればその中で最終ステージに勝ち上がったのはジャングルポケットとロッチの2組だった。

僕の見る目が無かったと言ってしまえばそれまでだけども、その残り、つまり落選組であるさらば青春の光、うしろシティ、ザ・ギース、アキナの4組のコントにはある共通する印象を受けた。
それは「前フリが長く、4分という時間では収まっていないな」という印象だった。

さらば青春の光の芸術家を目指す兄というコントでは「兄ちゃん1枚も描いてないやん」のセリフまでで1分10秒。
うしろシティの老人が呼び出した悪魔というコントでは「私はもうじじいなので結構です」のセリフまでで1分14秒、「寿命5年持ってかれると死ぬと思うんですね?」までで1分38秒。
ザ・ギースのビフォーアフター風コントでは「匠はどのようにリフォームしたのか」のナレーションまでで1分38秒。
アキナの鳥やん? のコントでは「鳥で? って思うねん」までで2分8秒。
と、それぞれコントの状況を説明するための前フリに1分以上要している。

いずれも、ストーリー性のあるコントだったので説明だけで1/4以上も持っていかれるのはそれだけ残りの笑わせる部分を削ってしまうことになり、タイムロスと言っても過言ではない。どのコンビも実力のある人たちなので、もっと長い時間で見られたら面白いんだろうなあと思わざるを得なかった。
(ちなみに巨匠の足元をコンクリートで固められてるのを確認させるまでで1分14秒だった)

では同様に勝ち上がったコンビのコントを見てみよう。
最速はロッチのコント。1回目のカーテンを開ける時点で37秒(2回目でも1分18秒)。
その次はジャングルポケット。斉藤が開き直って謝らないと言い出すまで38秒。
そしてバンビーノ。2回目の犬が鳴いて邪魔をするところでも49秒。
と、一笑いもしくは「あ、こういうコントなんだな」と認識するまでに1分を要さないものが目立つ。

残りの2組はコロコロチキチキペッパーズの西野が泣きそうになるところで1分20秒。
藤崎マーケットの「まさひこやな」のセリフまでで1分30秒。
2組とも一回戦落選組と同じような時間だが、上記の5組とは大きな違いがある。
それは勝ち上がった2組は『同じ笑いどころを繰り返すコント』だったということだ(ロッチやバンビーノもこちらに含まれるだろう)。
コロコロチキチキペッパーズの妖精が帰らなければならなくなる条件に何度も触れてしまう。
藤崎マーケットの決まったダンス(?)の中で何度もコミュニケーションを取ろうとする。
そういった前フリで提示した笑いどころを繰り返しつつも変化をつけながら話を進めることで、この2組は分かりやすく笑いを誘っていた。

つまり今回のキングオブコントは、前フリの時間のコンパクトさ。もしくは前フリで提示した笑いどころを有効活用できた人たちが、ファイナルステージに勝ち上がったのではないかと僕は分析する。

ではなぜストーリー重視で前フリの長いコントがこうも乱立し、散っていったのか。
これは前回までの王者の傾向に引っ張られたのではないかと推測する。

前回優勝者のシソンヌ、前々回優勝者のかもめんたるはいずれも演劇のようなコントで優勝を手にしたコンビだ。
その2組の傾向を目指したが、今回はそうはいかなかった。

単純に審査のやり方が変わったからかも知れない。前回までの、同じ舞台で戦った芸人たち100人が審査をする審査方法と、今回のようにコントの第一人者5人による審査では、見方、やり方に違いがあるのは当然である。
持ち点だけを取っても前々回までの一人10点(前回は一人1票)と今回の一人100点では前者は後者のように点数を細かく刻むことができずにアバウトな審査になってしまう。

加えてこんな話がある。同じ吉本の賞レース、M-1グランプリについて、ダイノジの大谷氏が「優勝者が3年周期で傾向が変わっている」と分析したのだ。
1~3回目(中川家、ますだおかだ、フットボールアワー)の「もともと大阪で評価を受けていたコンビ」、4~6回目(アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアル)の「自分たちの漫才を磨きぬいたコンビ」、7~9回目(サンドウィッチマン、NON STYLE、パンクブーブー)の「実力はありながらも今まで日の目を浴びてこなかったコンビ」。
大谷氏がこれを言っていたのは7回目の頃で「サンドウィッチマンが優勝したことで流れが変わった。今までの流れだったらトータルテンボスの優勝だった」と発言していた。……なので7~9回目のカテゴライズは僕が勝手にしちゃってます。なんかごめん。あとこの発言についてのソースが探したのに見当たらないのも重ねてなんかごめん。YouTubeかなんかで見たような気がするんだ、見つけたら報告するね。とりあえず、なんかごめんね。

さて、ひと通り謝ったところで何が言いたいのかというと、今回のコロコロチキチキペッパーズの優勝はそういう流れを変えるものだったのではないか。
第1回のバッファロー吾郎は諸事情で、うん、諸事情で置いておくとして、2~4回目(東京03、キングオブコメディ、ロバート)はテレビのネタ番組でも活躍し、比較的ボケとツッコミがハッキリとしたキャッチーなコントだった。
続く5~7回目(バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ)はライブを中心とした活動で、ボケとツッコミというよりかはコンビの掛け合いでストーリーをコミカルに展開するスタイルだった。
そして今回、同じような笑いどころを繰り返すテンポの早いネタ、そしてリズムネタと今までの優勝者にはないスタイルでコロコロチキチキペッパーズが優勝したことによってこれからのキングオブコントがまたひとつ新しい展開を迎えたのではないかと、僕は思うわけですよ。そういう視点で来年の優勝者を予想してみるのも、面白いかも知れないね!

さて、毎度のことながらとっ散らかってますがこの辺で締めようと思います。
今年からM-1も復活するのでそちらのほうはもっとタイムリーになんか書きたいものですね。それでは。


# by biryou-sanso | 2015-10-29 06:40 | お話。

ヤマグチジロウと山本昌のお話。

やあ、ヤマグチジロウだよ。

僕が中日ドラゴンズのファンだっていうことは、今さら説明する必要もないことだけれども。今年、その歴史にひとつ区切りがついたんですよ。
ご存知、山本昌の引退。
それにより、僕がファンになった時からドラゴンズにいた選手が居なくなったということだね。
まあ、山本昌が平凡な選手だったならこの区切りは10年前程に訪れていたのだろうけどね。そう考えると改めて偉大な選手だったということが分かるよね。

僕が始めてドラゴンズを意識し、そしてファンになった時っていうのは、所謂第一次高木政権(第二次がつい最近だからこの人も大概おかしい)の時で、僕はまだ小さな小さな子供だった。そんな僕を野球場に連れて行ったのがドラゴンズファンである叔父だったのです。
その試合の、どこに魅せられどこで惹かれたのかは全く覚えていないのだが、気付けば僕はドラゴンズのファンになっていたということです。
だからそれより前からドラゴンズにいた選手が、今まで山本昌だけだったということだね。現在在籍年数が一番長い荒木が入団した時のカードとか平気で持ってたからね。

この試合のことをつい最近までおぼろげな記憶しかなかったのですが、時代は進みインターネットというものが広まった現在。過去のプロ野球の記録をこれでもかと集めた、見てるだけで時間が過ぎてしまうホームページの手により、記憶ではないが記録を掘り起こすことに成功したのです。
「確かあの頃はヘンリーっていう外国人がいたんだよな」→ヘンリーが在籍していたのは1994年だけ→候補を1994年に絞る。
「連れて行かれたのは広島市民球場だったので、対戦相手はカープ」→26試合までに絞る。
「対戦成績は中日に勝利。確か5-2とかで勝ったと思う」→中日が5点で勝った試合は2試合。そのうち広島市民球場で行われたのは1試合。
といったように当時の記憶を搾り出した結果、なんとかその試合を特定することに成功したのですよ。

それが9月13日 中日対広島第21回戦だったのです。
このリンクを見れば分かるとおり、先発投手がなんと山本昌(最近まで知らなかったんだけどね)!
ここまでくるとなんか運命めいたものを感じませんか! 感じませんか? そうですか。
とにかく僕は感じたんですよ、運命を。

山本昌といえばもうひとつエピソードがあって、時は流れて僕が中学生だか高校生だった時です。
当時山本昌は成績不振で二軍落ちしていました。その時もう40に近い年齢だったので、「ああ、姿を見れるのは最後かも知れないな」と思った僕は、カープの二軍本拠地、由宇球場まで行ってその姿を目にしたわけです。
……その時は本当にこれが最後だと思ったんだよ。だって考えても見てよ。そこから40歳でノーヒットノーランしたり、2桁勝利を2、3回記録するなんて思わないじゃんか! 約10年後に神宮球場で再び投げる姿を目にすることになるとは思わないじゃんか!
それほど常識外れの選手だったんですよ! 昌さんは!
とまあ、そうなると幼少期、思春期、青年期と3回。約10年周期で昌さんを目にしてきたことになりますね。その初めて見た時でさえ入団から10年経とうとしていたわけだからね。いやあ凄い選手だ。

と、いったところで、当初の予定では当時のドラゴンズについても思い返しながら書こうと思ってたんだけど、昌さんと僕のエピソードだけで結構な量になってしまったのでそれについてはまたいずれ。
上記の初めて見た試合でホームランを打っている大豊だったり、この人も40歳近い歳でホームラン王獲ったりつい最近までやってた山崎武司だったり、僕の本当に大好きな今中だったり、きりがないのでね。またの機会に。

(いつにも増して文章が散らかってるなあ……)

# by biryou-sanso | 2015-10-13 11:13 | お話。

お兄ちゃんと洋楽のお話。

やあ、ヤマグチジロウだよ。

音楽の趣味って数あると思うけど、「こういう人はこういう音楽聴いてるよね」っていう共通点とかあったりするよね。カラオケの選曲みて人となりが分かるみたいなね。
その中でも一際僕の心に引っかかっているのが「友達のお兄ちゃんはだいたい洋楽を聴いてる」ということ。
皆さんの中にも、友達の家に行ったら洋楽のCDが並んでいたり、友達のお兄さんに送ってもらった車内でよく分かんないけど洋楽が流れてたこと、ないですか?
(……ここで言う「お兄ちゃん」は基本的に長兄のことを指しますね。いろいろとややこしくなるので。)
例えばB'zの稲葉浩志は兄の影響で洋楽を聴くようになったそうだし、伊藤たかみの「ぎぶそん」という小説でもガンズ・アンド・ローゼスの存在を教えてくれたのはバンドメンバーの兄だったりと、洋楽を教えてくれるアイコンとしても非常に多く感じられる。
僕個人の話をさせてもらうと、昔組んでいたバンドのメンバーの家に行くと、共用のオーディオの周りに彼の兄のものだというグリーンデイやマイケミなどのCDが転がっていたし、また別のメンバー(こちらは弟がいる。つまり本人が長兄)も、「最近クラッシュ聴き始めたんよねぇ~」などといろんなアーティストを僕に見せてくれたことが何度かあった。

などなど、友達のお兄ちゃん。もとい、多くのお兄ちゃんは洋楽を聴いているということはもはや共通のアイコンとして勝手にここに掲げるとして、ではなぜそういうケースが多く散見されるのか。
まず洋楽のイメージから追求してみよう。「歌詞が分からないからつまらない」、「邦楽と比べて音の厚みがあってかっこいい」、「英語ってだけでなんかかっこいい」、「とにかくかっこいい」という、まあホントにイメージだけで言うとこんな感じになってしまうのですが、つまりは「なんかかっこいい」。これって日本特有なんですかね?
ではその「なんかかっこいい」になぜ世のお兄ちゃんたちは惹かれてしまうのか。ぶっちゃけて言ってしまえば、十代ってそんなもんじゃないですか? なんかかっこいいものにふらふらと行ってしまいがちではないですか? タバコとかお酒とかに手を出しちゃわないですか?
では次にお兄ちゃん、長兄のイメージ。「長男のイメージ」でググればトップにそういうアンケートの集計結果が出てきました。インターネットって便利です。「責任感が強い」、「面倒見がいい」、「しっかりしている」、「真面目」このあたりが上位に入ってますね。
昔、血液型別に特徴を書いた本がものすごく流行って、その派生系として長男だったり末っ子一人っ子の特徴を書き出した本があったよね。もう10年近く前になりますかね。当時ただただ暇だった僕はそれを片っ端から立ち読みしたり、友達が買ったものを読んだりしたけど、確かに長男といえばこんな感じの言葉が並べられていた記憶がありますね。
加えて、男というのは見栄っ張りである。ああ、総じて見栄っ張りである。さらに弟妹と年下に囲まれていたらその見栄っ張りに拍車がかかってもおかしくない。いつだってかっこよくて頼れるお兄ちゃんでありたいもんな。
そして、長男というものはとても特別な存在である。とりわけ日本ではその特徴は大きく感じられる。そんな周囲からの見えないプレッシャーから逃げたい。かと言ってグレてしまうには前述の責任感の強さからできない。そういう環境が多少なり捻くれた性格にし、タバコやお酒に手を出す代わりに、音楽にアイデンティティがある人が分かりやすくかっこいい洋楽に流れてるのではないかと予想してみたり。

だが、この予想があっているとして、それだけではただお兄ちゃんが洋楽を聴いているという事実だけだ。今回のテーマである、お兄ちゃんが洋楽を聴いているというイメージというのはどこからきているのか。
兄弟がいるということは物を分け合うということが必須になってくる。
事実、長い間一人っ子として活動してきた僕には分け合うという精神があまりない。むしろ一人占めしてしまいたい気持ちさえある。だから複数人でいる中一人で小魚アーモンドを平らげてしまうのだ。その事実に気付いていながらも、それをどうやって分け合っていけばいいのかが分からないのだ。
だが兄弟がいれば違う(と思う)。小さい頃からお菓子を分け合いおもちゃを分け合いしてきた兄弟ならば、物のみならず、情報をシェアするということも最早日常だと言えよう。
だから「兄ちゃん最近音楽何聴いてるの~?」と訊かれれば「実は最近洋楽を聴き始めてねえ」と答えることができるのではないか。
一人っ子はそんなこと訊かれても、まともに答えたくない(これは僕がひねているだけかも知れない)。

つまりお兄ちゃんは、日常からの逃避行動と少しばかりの見栄が合わさって洋楽に手を出し、その情報を割と簡単に共有するから「お兄ちゃんはだいたい洋楽を聴いている」というイメージができあがっていったのではないだろうか。

いつにも増して情報が散らかってしまった感は否めないし、内容のほとんどが僕のイメージ頼りになってしまっていてスッカスカで風が吹いたら飛んでいってしまいそうだけどいいんだよ、これは僕のブログなんだから(常套句)。
つまり何を言いたいかっていうとね、世の中のお兄ちゃんたちにはこれからも洋楽を聴いていてもらいたいなってことだよ。

# by biryou-sanso | 2015-09-22 10:44 | お話。

言い訳と朝食のお話。

やあ、ヤマグチジロウだよ。

夏が過ぎてどんどん朝が眠い季節になっていきますね。僕は通年そうですが。
朝といえば皆さん朝ごはん食べてますか? 僕はどうもめんどくさくて食べずに済ましちゃうんですよね。

だいたい朝の身体が起きて間もない時間にガッツリと食えるかって話ですよね。胃腸がアレになっちゃいますよ。アレに。実際、歳を取って内臓が弱ってくると朝ごはんを控えるように勧める医者もいるようですからね。マイグランマも胃が弱ってるから控えましょうって言われたらしいし。
それでも今現在世の中を取り巻く『朝ごはんを食べよう!』、『一日三食で健康な食生活を!』っていうのはなんでなんでしょうかね?
『朝ごはんを食べると頭がスッキリする』? まあ、そりゃエネルギーと共に朝から胃腸をゴウンゴウン動かしてたらそりゃあいい運動になるとは思うけどね。でもそれなら野菜ジュースやウィダーでも飲んで軽くジョギングでもしたほうがよっぽど健康的だと、僕は思うのですよ。
『朝ごはんを抜くと太ってしまう』? なんでも朝ごはんを食べないとその分昼と夜で補おうと余計にカロリーを摂取してしまい、太ってしまうだとか言う話を聞きますけどね。それだって「昼と夜の分で補えるんだったら朝ごはんいらないじゃん」って、僕みたいなひねくれピープルは揚げ足を取ってしまいがちなんですよ。例えそれで太ってしまったとしても、恐らくそれは朝ごはんを摂らない生活に慣れてないだけであって、数ヶ月もすれば昼夜の2食でもそれまで通りになると容易に予想できてしまうしね。

そもそも朝ごはんってなんじゃ! どういう文化なんじゃ! という話なのですが、昔々から一日三食というものはあるにはあったらしい(紀元前のローマでは満腹になると吐き出してまた食べるという倒錯的な食事事情なんかがあったとかなんとか)のですが、その全てが貴族のような富裕層によるものであり、長い歴史の中で庶民はだいたい二食だったといいます。まあ、現在の我々庶民でも貴族のように食事ができるようになったと言えば聞こえはよろしいですがね。
そこで僕は王子ではないけれど、アイスクリームを召し上がりながらこう思うわけです。
『いつから庶民は一日三食を摂るようになったのか』と!
これもまあ~、諸説あるんですが。ここは僕のブログなので僕の大好きな説で話を進めようと思います。

かの発明王、トーマス・エジソンがとある取材を受けた時の話です。当時既に白熱電球等の普及により有名な発明家だったエジソンに記者はこんな質問をしたそうです。
「あなたのような天才になるには一体どうすればいいのですか?」と。
するとエジソンは答えます。
「簡単なことさ、一日三食食べればいいんだ」
このことを記者は文章にまとめ、その情報は瞬く間に広がり、「あの天才・エジソンが言うのなら間違いない」と一日三食の文化が広まったといいます。

とまあ、うろ覚えなんで不足や脚色もあるでしょうが、だいたいこんなお話です。
しかもこれ、エジソンが当時発明した電気トースターを、ひいては自身の送電システムを売るためにした話というだけで、エジソンが実際に三食食べていたという話は分からないんですね。まったく、今度会ったら聞いときますね。
そしてそのトースターが発明されたのが1911年で、少なくともこの話はそれ以降にあったということになって……たった100年ぽっち!
後に日本に伝わったということを考えれば日本では100年足らずの文化だということなのですよ。
そんな100年ぽっちの文化を持ち上げてさも当然かのように「朝ごはんを食べましょう」などと言えたものですよ!

ちょっと待ってよジロウさん、朝餉って言葉があるじゃない? それって昔から日本では朝ごはんを食べてたってことじゃないの?
はいはいお答えしますよジロウさん。昔の朝ごはんと現代の朝ごはんではちょっとばかし意味合いが変わってくるのですよ。
昔の庶民は大体が百姓で、畑仕事を生業にしていた人がほとんどだったわけですね。今も昔も畑仕事は朝が早い。夜明けと共に畑に出て、作業をし、腹が減ったなあ作業もひと段落ついたし、なんか食べようかと食べる食事、これが朝餉だったと。
そして夕餉。これは今でいう夕飯、夕食ですかね。しかし当時といえばまだ電気もなく、夕暮れと共に一日の活動を終える人がほとんどだったはずです。つまりそれまでに夕餉を済ませていたということでしょう。
さらに昼餉。一応、言葉としては存在するのですが、あまり一般的なものではなく、前述のように富裕層の方々の間食がこれにあてがわれたそうです。
つまり、朝餉が9時~10時頃、夕餉が17時頃。この二食が昔の日本のスタイルだったのではないでしょうか。

今現在、夕食を17時頃に摂るお宅がありますか? ……その、あるにはあるんだよ、親戚に漁師がいるのでやっぱり朝が早くて17時くらいに夕飯取っちゃうんですが、そういうレアケースを除き、普通に朝出勤・登校して、帰ってきて寝る。となると昼食は12時頃だとしても、夕食は早くても19時くらい? ウチの実家なんかはお店やってたんでお店閉めて掃除して片付けして20時くらいに夕食だったんですが。いずれにしても朝餉が昼食となってズレた分、夕食がズレたと考えればまあ、自然なものですよ。
だがしかし、ここに新たに朝食をぶっ込もうものなら、僕らの胃腸は悲鳴をあげてしまいます。「少しは休ませてくれよ」と。

総合すると、ここ100年で広まったような胃腸を痛めつけるような文化を、ただ頭がスッキリするからとかそういう理由だけでやってられるか! ということです。
なぜ僕がここまで調べたり考えたり想像したりしてまで朝食を非難するのかというと、
朝ごはんを食べるのがめんどくさいからです。
ただそれだけなんです。それでは。

# by biryou-sanso | 2015-09-05 12:20 | お話。